野上照代(スクリプター)と黒澤明と伊丹十三との関係の意味は?映画「乱」など【徹子の部屋】

こんにちは。緋色です。

日本映画は昔の作品が惹き込まれるものが
多い気がしています。

その中でも圧倒的な感じがするのが。

黒澤明監督。

世界を代表する巨匠ですね。

彼の凄さは当時は誰もやっていなかった
演出や技法を生み出していったことだと思います。

いまでは当たり前に使っていることを彼は
パイオニアとしてたくさん生み出していきました。

そして、何よりストーリーの構成力

加えて、人物描写のダイナミックさがあると思います。

当時の作品をみて衝撃を受けた海外の監督は
彼に賞賛を送り、技法や演出をオマージュしたものが
いろいろと生み出されていきました。

黒澤明監督の作品は今観ても面白いですね。

さて、
6月8日のテレビ放送予定の
徹子の部屋野上照代さんが出演されますね。

スクリプターという裏方の人間ながら有名な存在です。

巨匠と長く過ごしてきた人が持つストーリーに
いろんな気づきを与えてもらえそうです。

スポンサードリンク

野上照代の経歴・プロフィール


出典:wowkorea.jp

名前:野上照代(のがみ てるよ)
生年月日:1927年5月24日
年齢:90歳
出身:東京都
学歴:都立家政女学校
職業:スクリプター

黒澤作品では欠かすことの出来ない人ですね。

彼の作品「羅生門」から「白雉」以外のの全ての作品に参加。

遺作『まあだだよ』まで、エンドロールに野上照代さんの
クレジットが流れなかったこと一度だけ。

半世紀近くも黒澤監督と作品作りに関わってきた人です。

野上照代さんの仕事は裏方。

スクリプターとして参加しています。

目次に戻る

スクリプターってなに意味は?


出典:itmedia.co.jp

一言でいうと映画撮影の記録係。

というより、監督の秘書といった方が良いかもしれません。

映画やドラマではシーンやカットを台本の流れに沿って
撮影することはありません。

カットごとにバラバラに撮っていきます。

そうすると管理や記録をしっかりとって置かないと
収集がつかなくなっていくのはご想像の通りだと思います。

そこで出番となるのはスクリプターの存在です。

演者の髪型から衣装、そして小物を持っているのであれば
どちらの手に持っていたのか。

そのカットによる前後のつながりを記録して把握しておくのが
スクリプターの仕事なんですね。

編集の方のためにする仕事です。

だから、現場と編集をつなぐパイプラインにもなります。

監督を含めた現場が作りたい世界観を作り出せるように
編集へ監督の指示をもとにカット別に細かく情報を伝えていく、
そういう仕事になります。

スクリプターがいなければ映画が完成にいく前に破綻してしまいますね。

作品を高度に仕上げていくにはスクリプターの存在は
欠かすことが出来ないわけですね。

そう考えると意思疎通のできる関係が現場とも編集とも
スクリプターは出来ていないといけないことになります。

それが出来る人であれば再度、関係を構築していくよりも
ずっと一緒にやっていく方が良いということになりますね。

だから、黒澤監督にとって野上さんは欠かすことが出来ない
大切な存在になっていたということになります。

こういう人こそ、
余人を持って代え難い存在、
というのでしょうね。

まさに他者からの要請によって存在の重要さが
定義されている人です。

スポンサードリンク

目次に戻る

野上照代と黒澤明と伊丹十三との関係

野上照代さんが学生時代に伊丹万作監督の作品、
赤西蠣太を観て、ファンレターを送ったことがきっかけで
伊丹家と親しくなり、監督の息子にあたる伊丹十三さんと
出会ったそうです。

出会ったというか、伊丹万作監督に伊丹十三さんの
世話を頼まれて京都へ行ったようですね。

そして京都へ行ったことがきっかけで1949年に
大映京都撮影所に記録見習いとして就職することになります。

そこから、野上照代さんのスクリプター人生が始まります。

その1年後の1949年に黒澤明監督の作品、
「羅生門」参加することになります。

以降、黒澤明監督のほぼ全ての作品に関わっていくことになります。

目次に戻る

黒澤明作品、映画「乱」


出典:realsound.jp

徹子の部屋で紹介されていた作品。

黒澤監督の作品、乱。

監督の27本目の作品ですね。

当時の金額にして26億円。

あまりに製作費が巨額だったために
ストートすることが出来なかったようです。

そこへフランスのプロデューサー、
セルジュ・シルベルマンからの申し出によって
日本ヘラルドが協力して出来上がった作品です。

この作品は第58回米国アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞し、
黒澤監督が、人類への遺産、と語っています。

この作品がついに4Kデジタル修復版として
復活しましたね!

名作が綺麗な画像で観れるのは嬉しい限りです。

目次に戻る

まとめ

野上照代さんの経歴をみるだけでも
黒澤監督からの信頼が絶対的だったのが
伺うことが出来ますね。

スクリプターという仕事をみてみると、
映画の最終的な出来上がりのクオリティの鍵を
握っているのはスクリプターなのではないか、
とすら思ってきます。

映画作りには多くのプロフェッショナルが
関わっていてすべての仕事のクオリティが高く
なければならないものだと思います。

それでもスクリプターの仕事は偉大だと思います。

文脈の接続をする仕事とも言えますね。

現場と編集では見ている世界観も考え方も
違っているものだと思います。

その違った世界を接続してクオリティを
高めていくことをしているのが
スクリプターだと思います。

また黒澤作品をみてみたくなりました。

今度からは違った視点からも見れる気がしますね。

徹子の部屋で一緒に出ている乱の主演役者の仲代達矢さんに
関しても記事にしていますので良かったら読んでみてください。

彼の演技のすごさについても書いています。

仲代達矢の無名塾の卒業生は誰?

目次に戻る
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする