宗像利浩が作る福島県会津の伝統工芸品、会津本郷焼の宗像窯の価格は?【みちのくモノがたり】

日本のモノ作りは世界的にみても
価値が高いのに国内で認知している人が
少ないのは悲しいです。

福島県の会津本郷焼(あいづほんごうやき)は400年の歴史、
安土桃山時代まで遡ります。

宗像窯(むなかたがま)は約300年。

歴史が深い伝統工芸です。

福島は大震災で多大な影響を受けています。

そこから伝統を守り未来へ受け渡して行く、
そのプロセスは大切にしたいし、
守っていきたいと思います。

知っているようで知らない世界。

2017年6月4日のテレビ番組
みちのくモノがたりに宗像窯八代目当主である
宗像利浩さんが出演されます。

伝統文化について少し調べてみたいと思います。

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宗像利浩の経歴・プロフィール


出典:agf.jp

名前:宗像利浩(むなかた としひろ)
生年月日:1957年3月
年齢:60歳
出身:福島県会津美里町
学歴:京都嵯峨美術短期大学陶芸科
職業:陶芸家

地元で生まれ地元の文化を守っている方です。

数々の賞の受賞歴もある方ですね。

文化に根ざしたモノには思想が宿る、
ということを体現されて作ってられる方だと
思います。

アートしての作品では無く、デザインする感覚に
近いのかもしれません。

作者と使用者との間にある関係を見つめる。

この両者の相互作用によって生まれる心地よさや
緊張関係、そこから立ち上がる時間、空間、
そして意識。

そこでしか生まれ得ない文脈が生起する。

それをデザインするという意識を超越したところから
作品へ没入することでしか優れた作品は作れ得ない、
と考えているようです。

創作されたものが自己を超越して使用者の時空間の生成、
そして受け継がれてきた文化と歴史に紐づけられたとき
優れた作品が、名器が誕生するのかもしれません。

いわゆる名器というものを言葉で語るということは
粋な行為ではないもかもしれません。

けど、現実に観ることで感じられるものを
敢えて言葉に表すことで新たに生起する価値があるのだと
思います。

彼自身も歴史と繋がるということを意識しているようです。

私の人生は先祖がつないでくれた多くの人との御縁によって支えられて来ました。(中略) また、麁相の美を念頭におき、会津の歴史と風土から生まれる日本的美を備えた作品づくりを目指しております。

日本陶芸倶楽部
http://www.tougei-club.com/topics/160909.html

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福島県会津の伝統工芸品、会津本郷焼の宗像窯とは?

宗像窯は全国的にみても稀な製法で生み出される
作品のようです。

かつて弓を射る場所だった国指定の山城のある白鳳山から採れる的場陶土(まとばとうど)という粘土を使っています。その粘土をろくろで成形し、2日ほど乾燥させてから脚の部分である高台(こうだい)を作るのですが、成形した高台を削るときは刃が朴(ほお)の木でできている木製のカンナを使います。

世界的に有名になったのは戦後です。

柳宗悦指たちによって歴史の転機となった民芸運動によって
評価されるようになり次第に脚光を浴びるようになったようです。

世界的な価値を決定づけたのは
1958年のブリュッセルの万国博覧会でのグランプリ受賞。

作品は「鰊鉢」


出典:munakatagama.net

美しいですね。

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宗像窯の価格は?

1万以下のものから2万のものまであります。

ものによってはそれ以上すると思います。

歴史の淘汰に耐えいまに残り、伝統を踏襲している作品と
考えると高いとは思えないですね。

人が作っている、ということ以上の価値が
そこには乗っていると思います。

やはりグランプリを受賞したモノが人気のようです。
ニシンの山椒漬けに使用される「鰊鉢」。

磁器は青く彩色した呉須染付、あるいは種々の釉を用いた多色による色絵などが特徴。(中略)あめ釉を使った陶器で特に有名なものがニシンの山椒漬けに使用される「鰊鉢」であり、文字通りあめ色の光沢を放つこの陶器は会津本郷焼の代名詞ともなっている。

自然のモノから生成した時にしか生まれ得ない
色の流れと美しさを感じます。

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まとめ

モノ自体をみた時の普通さに価値を見出せない人も
いると思います。

普通の中に生まれる本来的な美しさに価値があるのだ、
そう感じます。

侘び寂びの精神に還元して考える、
日本人古来持っていた精神を問うてみる。

現代のモノ自体にしか目を向けられない、
逆に情報だけで全てが完結してしまう時代に置いて
モノと情報、そして歴史と繋げる意識。

時空間を過去と繋がり、いまを観る。

使用者が作者を通して歴史を見れるという行為が
出来るモノは、ありそうで無いものだと思います。

伝統は忘却させられてはいけないものです。

その価値を失われないようにしたいものです。

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