英語が出来る人は、かっこよく見えますよね。
何か特別なことが出来る人に見えてします。
私たちは義務教育の段階から英語を勉強しているのに、多くの人は英語が出来ないと思っています。
なぜなんでしょうね。
きっと英語を英語のまま捉えようとしてしまうから、なのではないかなーと思っています。
日本らしくというか得意な外にある枠組みを、自分の中に取り込んで咀嚼してしまえば良い。
さて、6月4日にテレビ放送予定の情熱大陸に橋本美穂さんが出演されますね。
同時通訳のプロフェッショナルです。
こういう裏舞台で活躍する人にスポットを当てた企画は、普段みることが出来ない世界を
覗くことが出来るのでとても楽しみです。
橋本美穂の経歴・プロフィール
出典:mbs.jp
名前:橋本美穂(はしもと みほ)
生年月日:1975年
年齢:42歳
出身:アメリカ
学歴:慶應義塾大学総合政策学部
職業:同時通訳者
生まれはアメリカのだそうです。
テキサス州ヒューストン。
生まれてすぐに東京へ親の都合で移動し、小学生で再度アメリカへ。
場所はカリフォルニア州サンフランシスコへ。
その5年後は、また日本へ。
そこから日本の大学、慶應義塾大学へ行き卒業します。
就職はキヤノン(株)へ入社。
事業企画の実務を担当する一方、兼任で企業内通訳を行なっていたようです。
帰国子女なので基礎は出来ていた、ということですね。
そこから橋本美穂さんは思うところがあったのでしょう。
通訳者養成学校を目指します。
その後、転職をして日本コカ・コーラ(株)へ2006年より企業内通訳者として活躍をします。
それを機にフリーランスの通訳者、翻訳者、通訳者養成機関の講師などを勤めているようです。
著書だとこういうのがありますね。
橋下美穂がピコ太郎やふなっしー、マニー・パッキャオの通訳をしていた。
有名どころの同時通訳をされています。
これを聞いて「あーあれ、そうだったんだ!」
となる人も多いのではないでしょうか。
橋本美穂さんが他の通訳者と違い支持されている点は卓越した技術と表現力。
英語は日本語の置き換えるというのは単なる言葉の置き換えではなくて、世界観をいかに損なわずに移動するか、ということが大切。
ということは、必然的にスピードや発声のタイミング、間の取り方から喜怒哀楽の表現と
五感全てで伝えなけれなならない。
これは必要な要素を分解して言うのは簡単です。
簡単なのですが、実際にやるのは相当に難しいことだと思います。
単なる言語の置き換えではない言葉のチョイスから空気感を演じる演者まで同時にこなしていくわけですから。
しかもミスが出来ないリアルタイム。
考えただけで冷や汗が出てきますね(苦笑)
しかもビジネスの現場だと言葉のチョイスが少しでも間違えた瞬間に状況が破綻する可能性がある。
ある時には1000億円を超える取引に繋がる海外投資家と日本企業のコンファレンスの場で、両者が求める数字や情報を的確に通訳する
こんな仕事もあるようです。
圧倒的な量の準備をしたうえ更には経験と相当な度胸が無いと、とてもじゃないですが出来ないですよね。
ピコ太郎の会見をどうぞ。
橋本美穂の通訳者になる方法、英語の勉強法
橋下さんはキヤノン(株)時代に通訳の仕事を依頼をされた際に、軽い気持ちで問題なく出来るだろうと受けたそうです。
その結果の惨憺たるや、ひどいものだったようです。
意味は分かるのに日本語に出来ない。
伝わるカタチで言葉にすることが出来ない。
そんな経験をされたそうです。
いわんや会議の結果たるや。
そこから悔しかったのでしょう。
そして翻訳の難しさのナゾを解きたい衝動に駆られたのでしょう。
夜学に通うことになります。
その学校の名前はサイマル・アカデミー。
通訳者・翻訳者養成学校ですね。
英語コースでは通訳者養成コース、翻訳者養成コース、準備コース、語学力強化コースとニーズに合わせてコースが揃えられているようです。
ここで詳しく見れます。
https://www.simulacademy.com/
実績としても申し分無い学校ですね。
一流の人がどんな歴史のうえに今があるのか、そのプロセスをみれるというのは嬉しいですね。
インターネットだから可能なことだと思います。
ひと昔前だったら「どんな学校に行っていたのか」という情報を得ることすら簡単では無かったですよね。
そのせいでチカラの無い学校で行き後悔してしまったり。
通訳の真髄をしっかり学べるところを、調べれば知ることが出来る、というのは、何かを学びたいと思った時に選択出来る自由が広がっている、ということですよね。
いつでも学びの選択が出来る状態にある。
幸せなことだと思います。
英語が多くの人にとって難しいものであり
身につかない理由として
No input, no output
インプットしないからアウトプット出来ない、と言っています。
シンプルでありながら本質をついていますね。
これは逆も然りだと思います。
アウトプットしないとインプット出来ないし、インプットしないとアウトプット出来ない。
インプットとアウトプットの両方を、バランスよく回転させていかないといけないと思います。
橋本美穂さんの通訳をしている際の思考回路を図にしたものが、情熱大陸で紹介されていました。
出典:mbs.jp
英語を日本語に変換する前に概念上の思考空間を作って、そこに絵を描くそうです。
そして描かれた絵を日本語にしていくそうです。
英語は絵を描く言語ですから、確かに理にかなっていると思います。
加えて、橋本美穂さんがおすすめしていた本がありましたのでここでご紹介しておきますね。
私はこういう一流の人がオススメした本などを見つけた瞬間に買っているので、本がどんどん山積みになっていっています(笑)
年収は?
詳しくは分かりませんでした。
参考までにフリーで活躍されている通訳者の言語別参考年収を記載しておきますね。
英語通訳:年収600万円~
中国語通訳:年収650万円~
韓国語通訳:年収600万円~
フランス語通訳:年収650万円~
一般的な視点から見ると最低金額が高めの設定にされていますね。
橋本美穂さんは人気がありトップレベルの通訳者なので、結構な額をもらっているのではないかと思います。
目次に戻るまとめ
言語の世界は知れば知るほどの深いですよね。
橋本美穂さん自身、あれだけ通訳のスキルがありながら、まだまだだと言っています。
英語は日本語が出来ないと表現が出来ません。
日本語を通して英語を知る。
そして英語を通して日本語への造詣を深めていく。
言葉はどこまでいっても深遠な世界です。
それをひたすらに追求していっている感じがしますね。
仕事人としての矜持。
そこには美しさすら感じます。
これからも注目してみていきたいと思います。