新井見枝香(三省堂/新井賞)がおすすめの本は売れない時代になぜ売れる?【セブンルール】

本が売れない。

いや、モノが売れない。

そう言われている時代においても売れているものは必ずある。

なんでも出せば売れる時代はとっくに過ぎている。

売れていないもの、売れているもの、その違いが明確に現れていることを、「売れない」という言葉が表しているのだと思います。

モノが売れない時代における、売りれない理由の一つに「情報量」があります。

あまりに多い情報。

並べれら商品群から選び出すことができない。

それは情報がランダムに大量に並んでいることと同じです。

あまりに多い情報は同一化してしまい違いが生まれなくなる。

いや違いはあるのでしょうが、選ぶ側の判断は停止してしまう。

何が良いのか分からない。

分からないものは買わない。

分かりやすいものを買う。

分かりやすい「情報」を買っているのです。

さて、1月23日の放送の「セブンルール」に三省堂書店の店員、新井見枝香(あらいみえか)さんが出演されます。

彼女の薦める本は必ず売れる」と言われている。

本が好きな人たちからは人気ですでに有名な方のようです。

彼女について色々とみていこうと思います。

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新井見枝香(三省堂書店員)の経歴・プロフィール


出典:asahi.com

名前:新井見枝香(あらいみえか)
誕生日:1980年
年齢:37
出身地:東京
血液型:O型
学歴:大学中退
職業:三省堂書店員

彼女の薦める本は必ず売れる」と評判の最強書店員。

新井見枝香さんは幼いころから本好きだったとか。

両親も本好きだったこともあり、本好きになっていったのは自然な流れのようです。

昔から本が好きな人は、両親のどちらかが本好きだという人が多いように思います。

環境が人を作る、という言葉があるように、本に対する態度も幼い頃の環境で作り出されていくということは多分にあるように感じます。

新井さんの学生時代は音大付属の学校で、吹奏楽部に所属していたようです。そして、大学時代には「non-fumo」というバンドを組むなど音楽づけの毎日だったようです。

当時のバンドが結構人気があったようで、大学に行くことよりも、バンドに専念したい想いが強くなってしまい退学するという選択をしたようです。

退学をしてまで選択したバンド活動ですが、最終的には解散してしまうことになってしまいました。

その後、2008年の27歳の時に、三省堂有楽町店でバイトを始めます。

最初は軽い気持ちで始めた書店員。

次第に書店員という仕事の魅力や影響力にハマっていった。

本それ自体はもちろん好きですけど、モノを売るということも好きなんです」という新井見枝香さん。

好きなモノがあり、その世界でビジネスの視点を持って能力を獲得した人は強いですね。

モノを売るという楽しさを見つけた、彼女の働きで店舗の売り上げは上がっていきます。

新井みえかの勤務先となる三省堂店舗は?

ポジションもアルバイトから正社員になり、神保町本店・営業本部に所属するまでになっています。(2015年12月に三省堂池袋本店ができたことによって異動となりました。)

新井見枝香さん書店員という仕事の傍に、本屋大賞の実行委員や、業界紙やウェブメディアで執筆活動もしています。

三省堂の会社員という企業の枠組みに捉われずに、業界全体を意識した行動ができるのは、書店員という職業に対する情熱を持っている証だと思います。

ただ給料をもらうために働いているのではなく、仕事を通して得られた経験や成長や魅力があるからこそ、広く動いていける。

経験を通した自己成長に喜び。

努力が売り上げとして見えるカタチでのフィードバック。

それに伴った影響力の増大。

いろんな側面から新井さんの仕事へ情熱を燃やすきっかけが作られているのでしょう。

業界での知名度と、売れる実力を兼ねそろえた彼女は、文庫の帯コメントを書いたり、解説をするなどして、お客さんが本を手に取ってもらうきっかけになるような仕事もするようになっています。

そんな彼女が2017年にエッセイを出しました。
独特の感性から出てくる見方や言葉が楽しませてくれる本だと思います。

探してるものはそう遠くはないのかもしれない

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そして、「新井ナイト」という自分な名前を冠したイベント。

作家を招いて対談をするイベントを定期的に開催しているようです。

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新井見枝香の名前を冠した新井賞とは?過去の受賞作品や選考基準。

彼女を有名にしたのは「新井賞」という文学賞。

おもしろい本を落選のマイナスイメージから救いたい」という想いから作り出した企画なんだとか。

新井さんが自身が読んで、「賞獲得間違いなし!」と思っていた作品に対して、自分が何か出来ないかと考えた結果出てきたものだそうです。

賞が与えられなければ作ってしまえばいい、と。

彼女自身が小説に対して感じた価値基準で選んでいるため、選考基準は独断と偏見で選ばれるとのこと。

新井賞」は芥川賞・直木賞と同日に発表されます。

虎の威を借るなんちゃらと言っては失礼かもしれませんが、芥川賞・直木賞と同列に並べて仕掛けていっているのは面白い企画だと思います。

企画とはそういうものだと思います。

すでにそこにあるもの。

あるだけで埋もれてしまって気づかれない、見られることのないもの。

それに対して「名指し」をする。

こんな面白いものがありますよ、こんな世界がありますよ、こんな見方がありますよ、楽しいものありますよ、と

バラバラの散らばっている情報にカタチを作ってあげる。

カオスからオーダーへ。

それが企画の本質だと思います。

新井賞」という企画によって読まれずに気付かれなかった素晴らしい本が、いろんな人に気付かれる位置付けを持つことができるようになる。

ただ存在するだけでは気付いてもらえない、情報過多な時代においては大切なことのように感じます。

本はその影響力が出やすいジャンルと言われています。

個人が推したものが伝わりやすいジャンル。

良いモノが分からないカオスな状態から推薦書としてオーダーへ枠組みを作ることで、多く人へ伝わるものになりやすい。

他者の解釈を通して価値を知る。

面白いと言われているなら読んでみよう、と。

そのきっかけ作りが本はしやすいのだと思います。

これは時代性も合わせて考えると、とても大切なのことだと思います。

「新井賞」という企画のすごいところは、実売が芥川賞・直木賞を超えることもある、というところ。

新井さんが薦める本の方が、権威ある文学賞よりも売り上げを作ることがある。

それによって、新井見枝香さんが薦める本は必ず売れる、とまで言われるようになっています。

2014年から始まり、半年に一度選ばれている新井賞の受賞歴をみていきましょう。

「新井賞」第1回受賞作品:男ともだち(千早茜)

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「新井賞」第2回受賞作品:イノセント・デイズ(早見和真)

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「新井賞」第3回受賞作品:朝が来る(辻村深見)

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「新井賞」第4回受賞作品:坂の途中の家(角田光代)

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「新井賞」第5回受賞作品:やがて海へと届く(彩瀬まる)

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「新井賞」第6回受賞作品:砂上(桜木紫乃)

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新井賞が人気の理由。本が売れない時代になぜ売れるのか。


出典:ktv.jp

ここまでに少しづつ書いてきましたように、世間で言われているように今の時代は情報過多で何がいいのか分からない状態となっています。

今後は更に加速して増えていき、減速することはないでしょう。

モノからコトへ時代は変わったと言われていますが、本質的な変化はそこではないと思います。

コトという体験。

体験を欲するには前提となる情報が必須となります。

情報が自明となり、自明となった情報があることで体験を欲する、という流れができてきます。

まずは情報。

本で言えば、本の楽しさを知る、面白い、学びのある本を知る、特定のジャンルに興味を持つ、著者を好きになる、著者の考えに共感する、という流れがあって、初めてイベントなどの対談に参加するのだと思います。

良さの分からないモノ、何を喋っているか分からないこと、知らない人が喋っていることなど、誰もリアルには動いていかないはずです。

情報としてもモノがあることでコトという体験へ移行することができる。

音楽がライブへ重要度を移行している理由もここにあるでしょう。

人がリアルに動くことへのコストが高まっていることもあります。

だから、まずは情報。

けど、情報としてのモノがあまりに増えすぎたことで、選択できなくなっています。

これは数十年前にすでに著名人によって言われていることでした。

人は将来、選択肢が少ないことによるコストよりも、選択肢が多すぎることによるコストに苦しむことになるだとう、と。

選択肢が多すぎると選択出来なくなるという状況が起こります。

違いが分からないから。

そこに求められる人は新井さんのような良いものを提示してくれる存在。

これが良い、と指名をしてくれる存在。

指名されることによって、ストレス無く選ぶことができる。

それを巷では、キュレーションをいったりするようです。

混沌とした情報の海の中から秩序つけた枠組みをつくる。

その意味で新井見枝香さんは新たな価値をクリエイションしている。

クリエイター的な存在。

単体では存在し得ない価値を新井さんのフィルターを通して作りだし、新たな人たちとの出会いを作り出してる。

新たな出会いが売り上げへと繋がる。

そこに売り上げに苦しまないための大切なものがあると思います。

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新井見枝香(三省堂書店員)の収入や年収について

アルバイトから社員になり、業界で有名になっていた彼女。

実力で地位を築いていっている新井さんの収入も気になるところです。

参考として、三省堂の平均年収は約500万。

平均値に加えて、出版をしていたり、役職もついているでしょうから、平均値よりも上だと考えられると思います。

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終わりに

新井見枝香さんの経歴から、どんな経緯で今の立ち位置になっているのか。

なぜ彼女が薦める本は売れると言われるのか、そこから何を見て取れるのか、僕たちにってどんな気付きがあるかなどをみてきました。

会社員でありながらも枠に捉われずに行動を起こしていく。

彼女の本が好きという原点から売りを楽しむというビジネス視点が合わさったことで、大きな影響力を持つようになったいったように思います。

原点が好きという感情だから、本好きな人や作家からも支持を得られているのではないでしょうか。

思想は人に伝わると思います。

それが非言語であろうと。

彼女のような存在は今後も重要な位置を占めていくと思いますので、これからの活躍も楽しみにみさせてもらいたいと思います。

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